なぜ千葉ロッテマリーンズは優勝したか
昨年、プロ野球ではボビーバレンタイン監督率いる
千葉ロッテマリーンズが優勝しました。
ロッテという球団は私が幼い頃から最も弱いイメージが
定着していました。
そのロッテが過去のイメージを覆し優勝。
今更ながらですが、弱小球団だったロッテが優勝した理由を
探りたいと思います。
ロッテは昨年10月の日本シリーズでセリーグの覇者である
阪神タイガースになんと初戦から4連勝で優勝しました。
実は私はどちらのチームのファンでもないのですが、
このロッテの劇的な優勝にファンならずとも今までに
なかったようななんともすがすがしい気持ちにさせられたのを
覚えています。
きっと私と同じように感じた人は多いのではないでしょうか。
そのすがすがしくさせられた気持ちは、弱小球団が優勝したことに
勇気を与えられたことによるところはあると思います。
弱いものが強いものに勝っていく姿は共感を呼び感動を与えるものです。
しかし、それだけではないもっと大きな理由があったと私は思います。
それは優勝をかけて戦っているロッテの選手の姿に表れていました。
緊張する場面だと思いますが、みんな自信に満ちた顔をして
リラックスしてプレーしているようにみえました。
明らかに阪神の選手よりリラックスしてのびのびと力を出し切って
いる感じがしました。
そして忘れていけないのは選手たちを離れたところから優しく
そして自信に満ちた表情で見守るバレンタイン監督の姿。
そうです、このバレンタイン監督の表情にすべての答えがあったんです。
聞くところによると、バレンタイン監督は選手たちが失敗しても
決して責めることはなかったそうです。
失敗した人は自分の失敗を自身が一番分かっている。
にもかかわらず追い討ちをかけるように責めて自信を失わせるだけ。
従って責めないでどうすれば失敗しないか一緒に考えていく姿勢で
選手に接するとのことでした。
またバレンタイン監督は自分たちは弱いと思い込んでいた選
手たちに自分たちは強い、優勝できると思うように日々自信を
与える言葉をかけていたそうです。
こういったバレンタイン監督の姿勢が選手たちの自信と自主性を
育てていたんだと思います。
失敗した選手に対し感情的になってすぐに叱りつけたりすることなく、
少し離れたところからしっかり見守る監督の懐の深さがあの劇的な
優勝につながったんではないでしょうか。
私はすぐに叱りつけて恐怖感を与えて統率するようなリーダーは
長い目でみると部下をだめにしていくと思います。
またそういうリーダーに限って感情的になって叱りつけたことを
お前のことを思っているからきつく叱ったんだと美化しがちの
傾向があるようにも思います。
目先の利益だけを求める人はイライラしやすく、長い目で見た成功を
求める人は落ち着いているのではないかという気がします。
経営においても、利益を追求することは大切ですが、目先の利益だけに
とらわれすぎることは、人材の育成など含めた安定した大きな成功を
失うことだと認識することは必要だと思います。
業界を問わず、バレンタイン監督に学ぶことは多いのではないでしょうか。
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2006年01月12日 雑記 トラックバック:0 コメント:6