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確定申告で気をつけるべきこと

ちょうど今、確定申告の終盤の時期ですね。
私は今年は例年より少し早めに提出できました。

起業した人や起業したばかりの人は結構頭を悩ませている人も多いんじゃないでしょうか。
私もその一人でした。
確定申告を始めて行なった最初の年は、まったく何も分かりませんでした。
次年度にはなんとかできるようになったのは、自分の住む地域の税務署での、無料の記帳指導サービスを
受けたことが大きかったです。
税理士によるマンツーマンの記帳指導で月に1回、計10回ほど来てくれたと思います。
一般的な会計ソフトを紹介してくれて、それを使った具体的な記帳作業から申告書の提出まで丁寧に教えてくれました。
この期間に分からないことを質問して、しっかり見につけることができました。

地域によってそういったサービスがあるところとないところがあると思います。
もしないところでも、確定申告で忙しくなる時期(2月3月)を避けて、できるだけ早い時期に
税務署に問い合わせたり、実際に伺っておいたほうが良いと思います。
暇な時期は、丁寧に教えてくれると思います。
とにかく、何らかそういった地域のサービスは利用すべきだと思います。

今では少し頑張れば10日あれば、確定申告の作業を完了できるようになりました。
もっと早い人だと3日間、集中するだけでも完了できるそうです。
はい、確定申告の実態はその程度の作業なんです。

今だから言えますが、確定申告では決して「考えすぎないこと」が大事です。

私もそうなのですがまじめで几帳面な人ほど、確定申告を考えすぎて失敗するように思います。
失敗するというか、やる気が失せたり、せっかく立ち上げた事業さえもできなくなってしまいます。
実際に、確定申告をそれこそ深刻に考えすぎて、それ自体が仕事のようになってしまっている人もいるそうです。

それでは本末転倒ですね。
とにかく考え過ぎないように気をつけないといけないです。

そもそも確定申告は、昔で言うとお役人(税務署)が、農民(個人事業主)に課す年貢納めなんです。
しかも、お役人(税務署)は、その年貢(税金)を計算するために農民(個人事業主)に帳簿(申告書)までつけさせるわけです。

まったくもってひどい話ですよね。(笑)

その帳簿(申告書)には白色と青色という種類があって青色は少し詳細で専門的な内容になっています。
当然、青色のほうが手間がかかります。
お役人(税務署)にとっては、青色を選択してくれたほうが、より信頼性の高い帳簿、ということで都合が良いわけです。
でも何もご褒美を与えないわけにもいかないので、青色を選択してちゃんとつけて提出した人には、
所得税控除65万円というご褒美(青色申告特別控除)が与えられるわけです。

でも勘違いしないでくださいね。
65万円といっても、お役人(税務署)が65万円をご褒美として現金を与えてくれるわけではありません。
徴収する所得税を算出するもととなる所得金額から65万円分を差し引く形にしてあげましょう、ということなんです。
たとえば、所得金額が100万円だったとしたら65万円を差し引いた35万円が、所得税を算出するもととなる所得金額(課税所得)となり、
その何パーセント分が所得税として徴収されるため、結果的に所得税が減額されるわけです。
また所得税には、青色申告特別控除の他にもいくつかの控除があります。
主には、基礎控除、扶養控除、医療費控除、生命保険控除、社会保険控除、配偶者控除などがあります。
詳しくは国税庁の申告書Bの書式フォーマットを見れば、記載されているので分かります。
それぞれの控除には、金額や条件が設定されています。

所得税の計算には、経費だけでなく、そういった控除がいくつかあるので、それらを
所得から差し引いていくとゼロになることもあります。
というか、確定申告は、できるだけゼロに近づける作業でもあるのです。

たとえば、売上(収入)が1000万円、かかった経費が300万円とします。

1000万円-300万円=700万円

この700万円が所得になります。
青色で申告書を作成して提出した場合には、先ほどの青色申告特別控除65万円が差し引かれます。
そしてその他、いくつかの控除も含めて、控除額の合計が仮に200万円になるとします。

700万円-200万円=500万円

この500万円が課税所得になります。
つまり、税務署はこの金額を元に所得税などを決めるわけです。

この課税所得がゼロであれば、当然、所得税などはゼロになります。
そのため、個人事業主は、できるだけ売上を小さく抑えて、逆に経費と控除額が
大きくなるように記帳することでできるだけ所得税をゼロに近づけるように頑張るわけです。

極端な話、売上がなかったということにすれば、所得税はゼロになるわけです。
事業の実態を把握するためには、きっちりと売上や経費を帳簿につけるべきなのですが
確定申告では、徴収される税金を少なくするために、できるだけ所得がゼロになるように
意識して経費を振り分けていく必要があります。
もちろん、不正をするという意味ではなく、経費か私用かどちらか分かりにくいものは
経費にするなど、税金を低く抑えるように意識しながら帳簿をつける感じです。
ある意味、節税の一つですね。
事業の実態を把握したい人は、確定申告とは別に個人的に帳簿をつければよいのです。
そのため、確定申告はあくまでも税金を納めるものと割り切って、あまり考えすぎない
ことが大事なわけです。
注意すべきことは、節税を意識するばかりに、常識を逸脱してしまうことです。
たとえば、自宅を事務所の代わりに使用しているからといって家賃をすべて経費扱いにすると当然その経費はそこそこ大きく目立ちますので税務署員からチェックが入りやすくなります。
したがって常識の範囲で正しく節税を行なうことが大切です。

まだ、売上の小さい間は、当然、支払うべき所得税もゼロか少ない額だと思いますので
練習期間として、あまり節税を意識しないで素直に帳簿につける感じでも大丈夫だと思います。
毎年、2回、3回と回数を重ねていく間に売上も伸びていくので、徐々に節税を意識していけば良いかと思います。
その間に基本的な経理の用語などの知識も自然と身についていくでしょう。

確定申告を初めて行なう方やまだ不慣れな方はそういったことを注意してなおかつ「考えすぎないで」できるだけ時間をかけることなく、臨んでくださいね。
今の時点で分からなければ、知ったかぶりはせずに「何も分かりませ~ん」と税務署員に泣きついておけばいいのです。
ギリギリ提出できるレベル程度ですがその場で教えてくれると思います。
今年は満足にできなかったとしても次年度には一人でもできるようになればいいだけです。

繰り返しますが、確定申告は年貢納めです。
お役人が年貢を徴収する手助けを自分でしているだけのことです。
もちろん、税金のことは大事ですが、その程度のことだと思って気楽にいきましょう。

間違っても確定申告のために他のことが手に付かないようになってはいけません!
[ 2016/03/06 16:28 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

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