売らせてくださいと言われる商品
モノを作れば売れる時代にはメーカー主導で
販売サイドは衛星のようにメーカーに寄り添って
売っているのがほとんどだったように思います。
ところがバブル崩壊後、モノは簡単に売れなくなるに
従ってメーカーの立場は年々弱くなり、代わりに大型専門店
を中心に販売店の力が強くなりました。
私の会社も一部では大型専門店様様でなんとか当社の商品を
売ってくださいませ状態です。
こんな状況が全社に広がっていくとちょっと危険です。
聞くところによると、ある仕掛け人がデザイナーなどと提携し
新商品開発を行ない、ヒット商品を生み出せないような
弱小メーカーを使って、新商品を製造販売するという動きが
あるそうです。
アイデアを持った少数集団にメーカーはただ言われたとおり
モノを作って渡す手下となって使われ放題ということです。
メーカー自身が開発して販売すれば全部自分のところの
儲けにも関わらず、多額のマージンを取られてわずかな残りの
利益を当てに請け負わないといけない状況。
今後のこういう動きが活発になるのかもしれません。
モノが売れない時代だからといってあきらめてしまった
メーカーは即そういった状況に飲み込まれて衰退していくと
思われます。
悲しいけど、厳しい現実だと思います。
メーカーとしては対処するすべはあるのでしょうか。
私はやはり魅力ある商品を開発していくことに尽きると
思います。
モノが売れないといわれる時代に難しいことですが、
思いつきや小手先だけの商品ではなく、社内や社外の多くの
意見を吸収して開発を進めていけば勝機は充分にあると思うんです。
方向性が決まれば一点集中で完成を目指す。
お客様にも喜ばれ、自社にもメリットをもたらすような
オリジナルの商品を完成させる。
そのようにして完成した商品は、販売サイドから
「その商品を売らせてください」と声がかかるのでは
ないでしょうか。
そう言わせれば、社外の人間に使われる立場に置かれることは
回避でき、対等もしくは強い立場に身を置ける。
もし、社外の人間に使われる動きがみられるなら、
なんとしてでも魅力ある商品を自社で躍起になって
開発していかないといけない。
私も今、「売らせてください」と言われるような商品を目指しています。
開発者としてはそういう気持ちが大切だと思っています。
それはメーカーとしても、これからの時代で生き残るために
必要なことだと思います。
厳しい時代ですがまだまだ勝機はあります。
同じメーカーのみなさん、共に魅力ある商品目指しましょう!
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2005年09月14日 企業から学ぶ トラックバック:1 コメント:4