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商社や問屋の中抜きによって失うもの

コストダウンの為に商社や問屋を飛ばして材料メーカーと
直取引する、いわゆる中抜きをしようとする動きが
私の会社でも見受けられます。

こういった動きは私の会社に限ったことではないように
思います。

時代の流れという言葉で片付けられるかもしれませんが、
商社や問屋とのこれまでの付き合いに本当に無駄で
省くべきものだったのでしょうか。





景気が悪くなりモノが売れなくなると良い悪いに関わらず、
価格を下げてなんとか売りさばこうとする動きが出てくるものです。

価格を下げる為に仕様を見直したり、改めて業者との
価格交渉をしたり、いろいろな方法で行うことになります。

その方法の中で、最も大きな効果を発揮することがあります。
それが中抜きです。

これまで商品の材料や部品を供給していた商社や問屋を
飛ばして材料メーカーから直接購入するわけだから
商社や問屋のマージンを省くことができた分、コストダウンが
できます。

こんな簡単に大きなコストダウンができてしまって、
商社や問屋なんか通さず最初から材料メーカーから
直接購入しておけばよかったんじゃないかって思ったりして
いるでしょうね。

でもどうして今まで商社や問屋を使っていたのか不思議に
思いませんか。
マージンを取られるだけで損ばかりしていたのでしょうか。
それは違います。

商社や問屋が間に入っていたのはそれなりに意味があるんです。
1つの商品だけ開発してそれで一生それだけを販売していくなら
商社や問屋は必要ないかもしれません。

でも実際は企業として生き残っていくためには次から次へと
新商品を世に送り出していかなければならない。

商社や問屋は様々な材料メーカーから仕入れそれを様々な
企業に供給する役割を担っています。
また在庫調整などの役割も併せ持っています。

これらの役割を自社でできるところはあると思いますが、
おそらく分野は限られると思います。

例えば、私の会社のような家具メーカーであれば、
家具の材料の木であれば木工材料メーカーとの取引をして
材料を仕入れる部署があります。
木に限った材料であれば自社で商社と問屋の機能があるわけです。

しかしこの自社の組織だけでは木以外の他の材料を使って、
まったく新しい商品を開発していくことはできない。
新しい材料や部品を使って、まったく新しい商品へ可能性を
広げていく時に商社や問屋の存在が光るわけです。

商社や問屋は自社にない材料や部品の在庫をしていたり、
それらについて知識や情報も豊富に持っています。

例えばスチール関係の専門商社であればいろいろな
スチール材料メーカーとの取引があり、その道のプロなんです。

商社のおかげで本来、木の材料をメインに扱ってきた
私の会社でも木とスチールの混合した商品を開発していくことが
可能になるんです。

ですから、そういった恩恵を受けていた商社や問屋を
コストダウンの為に簡単に飛ばしてしまうのは、
在庫管理機能や知識や情報といったことも手放してしまう
ことになります。

それは新しい良い商品を開発していくために大きな損失になります。
商品開発競争に負けてボロボロになったとき、やっと失ったものの
大きさに気がつくのでは遅すぎます。

時代の流れだと言って目の前の利益確保だけの為に中抜きを
してしまっているならば今一度、自分の会社にとって
商社や問屋との付き合いにはどういう意味があったのか
見直してみたほうが良いと思います。




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[ 2005/07/07 23:47 ] 外注の活用 | TB(0) | CM(3)

市場と中卸の機能

 私達の商材は、各地の中央・地方卸売市場を経由して販売店に流通します。

 昨今、食品業界では市場不要論が噴出。
 
 高度に張り巡らされた量販店の販売網を統括するバイヤーと呼ばれる人々と直接取引きすることによって、中間のコストと物品の流通段階を削除・簡略化し、お客さんに高品質で低価格の商材を提供できるという考え方です。

 賛否両論の中で、市場は自分達のあるべき姿を見失って迷走し、地方スーパーのバイヤーの駒使いにされているような担当者もチラホラ見受けられるようになりました。
 市場不要論に市場の人間自らが乗せられた形になって、市場という機能を自分達で殺しかけたのです。

 しかし、過剰な低価格競争に疲れ果てて、生産者の労働意欲さえも削ぐような、販売店本位(謳い文句のように「お客様のため」では決して無い)のバランスの崩れた商品流通は、生産者の誇りや商品への愛をもコストと共に奪い去っている状態だと思います。

 私の作った商材を「食品」としてではなくて、「販売アイテム」として扱われている現状。店頭で説明できる程の商品知識を持った人間がいなくなり、パートの人が商品を「ディスプレイ」して行くだけ。それを小さなシールに書かれたワンポイントアドバイスと価格とにらめっこしながら買い物篭に入れて行くお客さん。

 私は、都会人間では無いので殊更にそういうことに敏感なのかもしれません。

 市場は、自分達と生産者を結ぶラインをもう一度見直し、商品に関する「知識」を付加させて流通の真ん中に戻って来るべきです。
 流通の真ん中にいる人たちは確かに気を抜いていた部分があり、末端販売業者やマスコミが勝手に騒いでいるだけの「廉価販売世論」に流されて単なる御用聞きにまで身を落としてしまっていると思われる事が多多あります。

 「流通形態が昔と変わっちゃった」と嘆いているばかりではなくて、どうやってそのなかで自分達を適応させるかを常に考えなければいけないと私は思います。

 
[ 2005/08/11 14:01 ] [ 編集 ]

これからの商社とメーカーに必要なこと

貴重なお話ありがとうございます。

バイヤー。

2000年ごろに100円ショップが乱立しとにかく安くという世の中の風潮だった頃から、なんとなくよく耳にするようになった気がします。

これまではモノが売れる時代で、卸売市場が何事もなく流れ作業のごとく販売店に卸していたのが、価格競争が激化する中でバイヤーなるものが頭角を現し、商品一つ一つについて卸価格や流通の細かなところまで卸市場に対し要求するようになったということなんでしょうか。

「そうは問屋は卸さない」

って言葉ありますよね。
問屋の断りがない限り商品を卸さない。問屋すなわち卸市場優位のこの言葉は今では昔の話になってしまったんでしょうか。

今では販売店が問屋に対して指示することもあるほど大きな力を持ってしまったんですね。

商社・問屋はメーカーともっと密接にして商品情報を蓄積していく必要があるように思いますね。

それに商社・問屋だけでなくメーカーも下手をすれば今や販売店に支配される時代。

そうならないためにも、メーカーとしては、「その商品売らせてください」と販売店に頭を下げさせるほどの魅力ある商品を追求することが大切だとあらためて実感しました。
[ 2005/08/12 18:22 ] [ 編集 ]

インターネットで世の中変わってしまった。

インターネットによって、だれても、簡単に物を売ることが出来るようになったり、世界中から、簡単に輸入できたり、問屋がネットショップになったり。。。

取り付け方も図面もノウハウもネットで簡単に情報検索できる。特殊な道具もネットで購入できる。

DIYの台頭。情報はタダでネットで仕入れて、自分で作業していまう。。。

もう商社とか問屋とか小売りとか関係ないと思いますね。
[ 2011/12/26 21:28 ] [ 編集 ]

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