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「日本死ね」流行語大賞TOP10選出の問題点

今年の流行語大賞は「神ってる」でしたがTOP10に選出された中に
「保育園落ちた日本死ね」も含まれていました。

「神ってる」なんて特に誰も使っていなくて流行してなかったようにも
思いますが、それはとりあえず良いことにして、問題は「日本死ね」のほうですね。

以前にこのブログで「日本死ね」発言のことを書いていましたが
まさか今年の流行語大賞TOP10に選出されるとは思っても
いませんでした。

世間でもその是非について意見が分かれているようですね。

ちなみにTOP10に選出された流行語は、「聖地巡礼」「トランプ現象」
「ゲス不倫」「マイナス金利」「盛り土」「保育園落ちた日本死ね」
「ポケモンGO」「アモーレ」「PPAP」。

こうしてみると、やはり「日本死ね」だけが異質な感は否めない気がします。

「日本死ね」は言葉に品がない、反日的な発言などなど、選出されたことに
違和感を抱く理由はいろいろとあると思います。
一方で、選出されたことに賛成する人もいるようです。
審査員の一人、俵万智さんも、「良い言葉ではないが、世の中を動かした。
そこには言葉の力があった」と自身のツイッターで発言しています。
(ちなみに、審査員は姜尚中、やくみつる、室井滋、、箭内道彦、清水均、俵万智。)

俵万智さんの言うことも分かります。
ただ、歌人という立場を考えると、もう少し美しい言葉使いのものを選んでほしかったですね。

それにしても、「日本死ね」のTOP10選出、良いのか悪いのか。
言葉は汚いけど、日本社会の現状をありのまま痛烈に表現しているようでもあり・・・
今ひとつはっきりしないし、すっきりしないですね。

私としては、「日本死ね」が選出されたことにはある大きな問題点があると感じました。

それは、匿名のブログの発言ということを盾にメディアが取り上げて世間に広めたことです。
メディアは自分たちは言ってないよ、これは一般個人の本音ですよ、ということで
それを盾に世間に訴えたこと、これは大きな問題だと思います。

そもそも、その発言をした匿名の人というのは、本当に主婦なのか、
本当に日本人なのか、あるいは政治家の自作自演なのか、まったく
正体さえも分からないわけです。
それをまるで全国民の本音と言わんばかりにメディアが取り上げ
世間に広める行為というのは、とても卑怯で恐ろしく思えます。
そういう手法だとメディアは何でもありということになりますね。
下手をすると「あの国は危険だから叩き潰してしまえ」といった内容で
メディアが取り上げ、世間に広めて、本当に群集の不安や不満を煽り
その渦が大きくなり、戦争行為へと発展する可能性もあり得ます。

もし、街頭で「日本死ね!」と叫んで訴えている人をメディアは
テレビで取り上げて、これが世間の本音だとして普通に放送できるのでしょうか。

放送できるとしたら、せめて「保育園落ちた、日本どうしてくれるの!」ではないでしょうか。
個人の立場で書いているブログなどでは自由に発言するのは良いと思います。
街中で友人たちと本音で汚い言葉で楽しく自由に語り合っているのと同じですからね。
しかし、それをメディアが取り上げ、世間に広めるのはダメだと思います。
その手法で、問題提起して、なんとか世間に現状を知ってほしい、という
メディアの思いがあったのかもしれませんが、メディアの立場であるなら、
取り上げるべき言葉は選ばないといけないですよね。

これはある意味、ネット時代がもたらした弊害なのかもしれませんね。
リアルとネットの境目があいまいのため、思わず立場をわきまえずにネットで
発言したことが炎上する、というのも同類の現象に感じます。

私はその何でもありのメディアの卑怯なやり方に、今回の「日本死ね」の一番の問題点、危険性が潜んでいるように思いました。
[ 2016/12/16 15:44 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)